みなさんは、服についている洗濯表示タグを意識して見たことはありますか?
洗い方を確認したり、前後が分かりにくいときに見たりと、普段は何気なく目にしているものだと思います。
そんなタグですが、ハンドメイドの服を作るようになってから、自分の作品にも雰囲気に合うタグを付けたいと思うようになり、布プリで自作してみることにしました。
調べてみると簡単に作れそうに見えたのですが、いざやってみると想像以上に大変で、1回目はうまくいかず失敗…。
その後、時間が経ってから改めて見直してみると、さらに気づくこともありました。
この記事では、実際に作って分かった「手作りタグの失敗」と「時間経過で見えてきた問題点」、そして「改善した方法」についてまとめています。

この記事はこんな人におすすめ!
- 自分でコットンタグを作りたい人
- 布プリでタグを作りたい人
- 洗濯でタグが消えないか気になる人
タグを作る前に意外と悩んだこと
最初は、「既製品みたいに襟にサイズタグを付けてみたいな」ぐらいの気持ちで、コットンタグの作り方を調べていました。
ところが、調べていくうちに、サイズタグ以外にもいろいろなタグがあることを知りました。
その中でも気になったのが、洗濯表示や素材表示のタグです。
「ハンドメイド服にも洗濯表示のタグって付けた方がいいのかな?」と気になり、さらに情報を集めてみることにしました。
調べてみると、販売する場合は洗濯表示や素材表示が必要になることが分かりました。
家庭用品品質表示法なども関わってくるようで、思っていた以上に奥が深い…。
さらに困ったのが、「自分の作品にはどの洗濯記号を付ければいいの?」ということです。
市販の服のタグを見ても、生地や仕様が違うので、そのまま真似するわけにもいかず悩みました。
調べていく中で分かったのは、必要な表示は作品によって変わるということです。
実際に作って洗濯しながら確認していくことが大切だと知り、その考え方を参考にしながらタグを作ることにしました。
その際に参考になったのが、以下の記事です。
「生地のマルイシ」さんの記事は、実際にタグを作る際の参考になりました。
洗濯表示については、消費者庁のホームページも確認しました。
タグを自作しようと思った理由
敏感肌でも気になりにくいタグを作りたかった
私の子どもはアトピー体質で、縫い目などの刺激を気にしやすい敏感肌です。私自身も肌荒れに悩まされることがあるため、市販タグの硬さや縫い目が気になることがありました。
できれば、肌あたりのやさしいタグを付けたいと思ったのが最初の理由です。
作品の世界観に合わせたかった
既製品のように整ったタグというよりも、手作りならではのやさしい雰囲気を、そのままタグにも込められたらと思いました。
自分でも作れそうだった
調べてみると、布プリを使ってタグを自作している方も多く、「これならできるかも?」と思ったのが始まりでした。
必要な分だけ作れるのも便利そうだったので、私も挑戦してみることにしました。
1回目のタグ制作(失敗)
今回使用したのは、A-oneの布プリ(コットンタイプ)です。
最初は「情報を全部入れたい!」という気持ちが強く、かなり細かいデザインにしてしまいました。
自力で調べながら他の方のブログも参考にし、好きな色を使って最初のタグを作成。
完成した時はかなり満足していたのですが、洗濯や時間の経過とともに、思った以上に文字が消えてしまいました。
さらに、タグ作りそのものも意外と難しく、細かな調整にはかなり苦戦しました。
当時作成したタグがこちらです。

今振り返ると、最初のタグにはいくつか改善点がありました。
- 文字情報を詰め込み過ぎた
ロゴや名前を書く欄、洗濯表示などを詰め込んだ結果、かなり細かいタグになってしまいました。 - 小さ過ぎた
見た目を優先して小さく作ったことで、実際はかなり見えにくくなりました。 - 色味を優先し過ぎたこと
好きな色味で作った結果、洗濯後はさらに文字が薄くなってしまいました。
紙に印刷したものは、想像通りくっきりと綺麗に仕上がりました。
ですが、布への印刷はそう簡単にはいきませんでした。
時間が経って見えてきた変化
実際に娘の普段着用スカートにタグを縫い付け、約2年使ってみました。
まずはこちらが、約2年使用したタグの状態です。

洗濯を重ねると、文字がかなり薄くなった
洗濯を重ねるうちに、想像以上に文字が薄くなっていきました。
特に細かい文字は少しずつ見えにくくなり、色味も変化していきました。
こうした変化を踏まえて、2回目のタグでは文字サイズや色選びを見直すことにしました。
タグのほつれについて
同じ写真を見ながら、今度はタグのほつれ具合も確認してみます。
多少のほつれはありますが、個人的には思っていたより綺麗に残っている印象でした。
実際に使って感じたこと
- 小さい文字は想像以上に見えにくい
細かい文字は、作成時には問題なく見えていても、洗濯を重ねると読みにくくなってしまいました。 - 布への印刷は思ったより難しい
布は紙と違い、インクのにじみやかすれが出やすいように感じました。 - シンプルが大事
情報を全部入れようと頑張った結果、内容を詰め込み過ぎてしまい、逆に大事な情報が伝わりにくくなってしまいました。
フォントや文字サイズによって印象もかなり変わるので、作ってみて初めて気づくことも多いと感じました。
実際に使ってみたからこそ分かったことも多く、改善点を見つける良いきっかけになりました。
読みやすいタグを目指して改善したこと
2回目のタグでは、1回目の失敗を踏まえてデザインを見直しました。
特に「文字情報を詰め込み過ぎたこと」「サイズが小さ過ぎたこと」「色味を優先し過ぎたこと」の3点を意識しています。
思い切って情報を減らした
最初はロゴを目立たせようとしてみたり、名前を書く欄を設けてみたりして、”タグの表側”を埋めてしまっていました。
ロゴを入れるデザインが悪いわけではありません。
ただ、ロゴを入れたことで文字が小さくなり過ぎ、情報が見えにくくなってしまいました。
そのため、今回は思い切って削ることにしました。
また、名前を書く欄は「あったら嬉しい」と思って入れたのですが、それよりもサイズ表記が入っている方が情報になるので、サイズ表記を優先することにしました。
文字サイズを少し大きくした
タグの大きさは変わっていないのですが、細かな調整を繰り返しながら、文字サイズを見直しました。
文字サイズが小さすぎると、文字として判別しづらく、読むのもかなり大変だったので、紙に印刷して確認しながら作業しました。
フォントやタグの大きさにもよると思いますが、1回目のタグの中で一番小さい文字サイズは6ptでした。
2回目のタグでは、一番小さい文字は6.5ptにしました。文字サイズを大きくすることで、パッと読みやすくなったと思います。
縫いやすいように余白を増やした
1回目のタグを作ったときには、できるだけスペースを無駄にしないように、ギチギチに配置して作っていました。
その結果、縫い付けづらかったり、バランスが取りづらかったりして、使えないタグが何枚も出てきてしまいました。
自分が縫い止めやすいように作った方が作業効率もアップするので、2回目では余白を増やしてみました。
余白を増やしたことで、文字の圧迫感も減り、以前より見やすくなったように感じています。
フォントと色選びを見直した
1回目のタグでは細めのスラッとしたフォントを使っていました。画面や紙ではすごく綺麗にできていたので気に入っていたのですが、布プリに印刷すると細過ぎました。
布プリは、印刷後に軽く水洗いする工程があるのですが、その段階で少し薄くなったように感じました。
まだ、フォントに関しては私も実験途中です。
文字色は黒が一番安心でした。文字が消えても洗濯記号は消えずに残っていました。
一方で、ピンクやグレーなどのカラー部分はかなり薄くなってしまいました。
特に大事な情報は、黒で印刷するのが安心だと感じました。
1回目と2回目のタグを比較してみる
左は約2年使用した1回目のタグ、右は今回新しく作成した改善版です。
どちらも印刷後に水洗いのみ行った状態ですが、見やすさや色味にかなり違いが出ました。
ぱっと見では大きな違いには見えないかもしれませんが、実際に使ってみると「もう少し読みやすくしたい」と感じる部分が増えていきました。

左のタグにも、右のタグと同じようにカット用の案内線を入れているのですが、ほとんど見えなくなってしまいました。
簡単なケア方法の文字も、特に細かい文字や漢字は潰れやすく、かなり見えにくくなってしまいました。
かなり見やすくなりましたが、今見ると、もう少し文字を太くしても良かったかもしれません。
また、色落ちを防ぐために、文字色は黒を選びました。
印刷後は数日置いてから作業したことで、台紙もスムーズに剥がれました。
できるだけシワにならないように気をつけながら水で流したので、綺麗なタグを作ることができました。
タグを作ってみて感じたこと
最初は、「できるだけ理想のタグを作りたい」と思っていました。
ですが実際に作ってみると、シンプルな方が見やすく、服の雰囲気にも馴染みやすいことに気づきました。
タグ作りも服作りと同じで、最初から完璧を目指すより、実際に使いながら少しずつ調整していく方が自分には合っていました。
そうしていくうちに、「伝わるタグ」に近づいていくように感じています。
これからまた新しいタグを作る時は、今回の経験を活かしていきたいと思います。



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