子どもの絵から生まれた、世界にひとつのワンピース
子どもの描く絵って、大人には思いつかない組み合わせや色使いがあって面白いですよね。
今回は、娘が描いたデザインをもとに、マキシ丈のティアードワンピースを作ってみました。
「ここはピンクがいい!」
「スカートはふわふわがいい!」
子どもならではの自由な発想や”好き”を、形にできたら面白いかもしれないと思い、今回はデザインから一緒に考えながら制作してみました。
「小さなデザイナーと作る服」は、そんな気持ちを綴る制作記録です。
娘が描いたデザイン

実はこの絵を描く少し前に、ピンクのユニコーン柄の生地が届いていました。
その生地で作って欲しいとお願いされたのですが、描いた絵は5段のティアードスカート。届いた生地は1メートル。
可愛いなと思って、試しに購入した生地だったので、このティアードスカートを作るには足りませんでした。
まず娘の希望をまとめてみました。
- スカートはピンクのユニコーン柄の生地で、ふわふわになるように作ってほしい。
- お姫様みたいに、スカートは足首が隠れるくらい長くしたい。
- (シナモロールの)シナモンカラーも入れて欲しい。
- 襟は白にしてほしい。
- 袖は手が半分隠れるくらいの長さがいい。
- 手首はモコモコのふわふわしたあったかいのが良い。
と、盛りだくさん。
私としては、「低コストで、家にあるものを使いつつ、長く着られるように。」が目標でした。
ここから少しずつ話を詰めていきます。
デザインを固める
配色は娘に考えてもらいました。
私の役目は、ちゃんと着られる服にしてあげることなので、ファスナーがいいのか、ボタンがいいのか、それを前に付けるのか、後ろに付けるのかなどを確認していきます。
実際に、娘と次のことを話し合いました。
イメージへのこだわりが強めなので、できるだけイメージとのギャップを埋めていきました。
端的に説明して、集中力が切れたらまた今度。
細かい部分は選択肢を少なめにして、その都度確認しながら進めていきました。
実際に作ってみたワンピース

こんな感じにできあがりました。ティアード5段にはならなかったけれど、たくさん話し合ったことで、イメージに近づけられたかなと思います。

とはいえ、久しぶりに型紙から作ったので、いろんなところを間違えました。縫ってはほどき、何度か修正しました。
- ティアードスカート3段目の後ろ側だけ生地の色が異なってしまった。
- コンシールファスナーあきを付けるのに、最初身頃だけにあきをつけ、十分な長さをとらなかったことで、着る時に窮屈になっていた。(修正済み)
- 襟の中央が1センチ程開いてしまった。
- 上下別の本を参考にしながら制作したが、全体的にバランス良く制作できた。
❶ティアード部分の生地が足りず、追加で同じ生地を注文しました。
ところが、届いた生地はロット違いだったのか、元の生地より少しオレンジ寄り。
すでに裁断を終えていたため、足りない部分だけ追加したところ、前後で少し色の違いが出てしまいました。
同じ生地でもこういうことがあるんだなぁ…と勉強になりました。
❷背中あきのコンシールファスナーは、上下別々に制作を進めていたことで、最終的につなげた時の着脱を完全に忘れていました。
完成後に試着してみると、「着られなくはないけど窮屈…」という状態に。
このままでは着なくなってしまいそうだったので、後ろ中心を途中まで開き、布を足して修正しました。
結果的には綺麗に仕上がりましたが、とても勉強になったポイントです。
❸見返しと襟を付ける時、襟先を重ねずに縫ってしまい、仕上がりが1センチほどずれてしまいました。
襟先はきちんと重ねて合わせるべきだったと反省です。
❹上身頃は子ども服の本、スカート部分は昔勉強した時のノートを参考に制作しました。
合体させる時には失敗もありましたが、全体としては可愛いワンピースになって良かったです。
実は今回、もう一つ悩んだポイントがありました。
娘がどうしても「手首のモコモコとフワフワを付けたい!」とこだわっていたことです。
スカートのユニコーン生地ありきで始まった計画だったので、季節感とのバランスにはかなり悩みました。
手首だけ冬っぽさが強くなると、着られる季節が限られてしまいそうだったので、春から初夏にも着られるように、モコモコ部分は取り外せるグローブにしてみました。

子どもの自由な発想は、大人だけでは思いつかない組み合わせばかりでした。
形にするのは大変だったけれど、一緒に考えながら服を作る時間はとても楽しかったです。次はどんなアイデアが飛び出すのか、今から楽しみです。


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