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大人のロングTシャツから子どものレギンスへリメイクしてみた!

リメイク・リペア
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こんにちは、紀織りです。

いきなりですが、皆さんは服を捨てるとき、すんなり捨てることができますか?

私はなかなか捨てられない人なので、衣替えがあまり得意ではありません。
数年着ていなかった服も「今年は着るかも…」と、何かしら理由をつけて捨てられずにいます。

季節の変わり目には、重い腰をあげて衣替えをしています。

最近、数年前まで私が着ていたワッフル生地のロングTシャツを発見しました。気に入っていたのですが、私も子供と一緒に成長していたようでサイズアウトしてしまいました汗

たまたま「あと1着欲しい!娘のレギンス!」という希望もあって、今回はわたしの古着のロングTシャツから、キッズサイズのレギンスへリメイクしてみました。

Kiori
Kiori

この記事はこんな人におすすめ!

  • リメイクをしたことがない人
  • リメイクしてみたいけど自分にできるか不安な人
  • リメイクにチャレンジしてみたい人

私は今まで一度もリメイクに挑戦したことがありません。

記事の中ではわたしの失敗談も含めてお話しますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい!

リメイクは思ってたよりも簡単だった!

私はリメイクに対してこんなイメージがありました。

「なんだかリメイクって難しそう…。」

  • 元々服だし、生地をどんな風に切って縫ったら良いのかわからないという漠然とした不安。
  • 服を一から作るよりも難しい様な気がしていた
  • そもそもまだ着れる服にハサミを入れること自体に心理的抵抗があり、ハードルが高くて仕方がない。

ではなぜ今回リメイクに踏み込んだのか?という理由ですが、ただ捨てるよりも最後まで思い切り使い込んで捨てようという気持ちになったのがきっかけでした。

私はウエス(掃除などに使うための、雑巾のような不揃いで切りっぱなしの小さな布)にした様なものでさえも、「これは可愛い布だから」とか「こんな服もあったよなぁ」と思い出が蘇ってきて、無地のウエスから使っていくほど捨てることが苦手です。

Kiori
Kiori

すでに切っちゃってるのに。本当にしょうもない。

それなのによくリメイクする気になったなぁと我ながら思うのですが…。

  • まず服を作っていくうちに、生地を裁断することに慣れてきた
  • 「捨てるのがもったいない」より「使わない方がもったいない」と思えるようになった。
  • 生地方向とか正確性も大事だけど、自分が楽しむことがもっと大事!と思えるようになった。

という気持ちの変化がとても大きく影響しています。精神論はまた今度。

実際に作り終えた感想は、「もっと早くやれば良かった‼︎」です。

そしたらお気に入りの小さくなって捨てた服も、もっと長く楽しめたんじゃないかなと思います。それは、大人の服に限らず、子供の服も、リメイクすることで長く無駄なく使えたなぁと。

捨てるのが苦手な人ほど、「思う存分最後までやり切った達成感」が生まれる気がします。

Kiori
Kiori

捨てるはずだった服をリメイクして、ちゃんと役目を全うできて嬉しいです!

とはいえ、実際は気持ちがあっても時間に追われてなかなかできないんですけどね。

必要な材料と、あると便利な道具

私が使用した材料を紹介します。絶対同じでなくてはいけないなんてことはありません。似た素材から選んでみてください。

  1. 大人サイズのロングTシャツ(長袖Tシャツ)
  2. 子どもサイズのレギンス
  3. 平ゴム

1、大人サイズのロングTシャツ

まず❶大人サイズのロンTです。この長袖Tシャツが子どものレギンスへと変身します。

私が使用したロンTは、綿100%、ピンクの無地、ワッフル生地のメンズMサイズ。薄すぎず厚すぎず、中肉厚ぐらいのニット生地です。

子どものパンツにするには、柔らかくて動きやすく丈夫な生地の方が良いかなとおもいます。

今回は5才の娘にレギンスという目的で作りましたが、息子が4才〜5才ぐらいの時は本当にしょっちゅうズボンに穴があいた覚えがあります。

2、型を取るための子ども用のレギンス

❷子どもサイズのレギンスは型を取るために使用します。

普段履いているレギンスやそれに近いパンツを用意してください。

型を取るときにはレギンスについても大丈夫なように、水で消えるチャコペン、時間が経つと消えるペンや、熱で消えるフリクションペンなどを使用することをオススメします。

また、私の場合、今回レギンスを作った大人のロンTの方がVネックだったので、前身頃の生地分を取るのが少し大変でした。

生地を切る前に大人ロンTと子供のレギンスを重ねてみて、十分な必要量があるかを事前に確認することをオススメします。

Kiori
Kiori

必ず生地を切る前に要確認‼️

おすすめのフリクションペン

ここで私のオススメの小道具、「フリクションペン」を紹介します。フリクションペンとは、簡単に言うと「書いて消せるボールペン」です。

摩擦熱でインクが透明化するため、アイロンの熱でも簡単に消すことができます。チャコペンより線が細く、型紙や印付けがずれにくく正確に書きやすいです。

消しカスが出ないので、布が汚れにくいという特徴があり、型紙にも布にも書くことができてとても便利で愛用しています。

逆に、水洗いや摩擦でも消えることがあるので、本番布にはテストが必要です。

時間が経つと消えるチャコペンは私の作業が追いつかずに、せっかく引いた線が消えてしまい困ったことがよくありました。

kiori
kiori

初心者の頃は特に、どこに線を引いたかわからなくなっちゃう事がよくありました。

そのため、最近はずっとフリクションペンを使用しています。私が使用しているものは洋裁用ではなく、普通に文房具屋さんで手に入るようなペンです。

色も豊富なので、生地に合わせて色を選択できるところもとても便利で気に入っています。

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フリクションペンで注意すること
・大事な生地ほど必ず試し書きと、アイロンで消えるかどうかを試してみてください。

以前、子ども用ドレスを製作した時のことです。

ポリエステル100%のサテン生地(色:ベビーピンク)に、フリクションペン(先ほどの写真のPILOTのピンク)で線を引いてアイロンで線を消してみると、確かに線の色は綺麗に消えたのですが、線を引いた跡が残ってしまいました。

今のところ布帛生地やニット生地では同じような事象は起きていません

製作したドレスは子どものお遊び用でもあり、自分にとっては初めてのドレス製作で練習を兼ねていたので支障はありませんでしたが、大事なものを作る時は同じ生地、使用するペンで試してみることをオススメします

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3、ウエストゴムの必要な長さの目安と計算の仕方

❸平ゴムは子どものウエストに合わせた長さを用意してください。

この記事では5才の女の子に15mm巾の平ゴムを50㎝使用しました。(縫い代2㎝込み)

ウエストゴムの目安

Kiori
Kiori

ゴムの長さってどれぐらい必要なの?っていつも迷う…

ウエストゴムの長さは、ウエストサイズの80〜90%くらいが目安になります。(洋裁を習ったときに教えていただきました)

とは言っても、このパーセンテージが計算苦手な私にはよく分からず。最初は苦労しました。

私のように%が苦手な方も、この式に当てはめて計算すると必要なゴムの長さが出てきます

ウエストを測る間だけ子どもにジッとしてさえもらえれば、パンツを作ることができるのです!

子供服の場合…ウエスト×0.8+2㎝
大人服の場合…ウエスト×0.9+2㎝

この+2㎝はゴムの重なり分になります。大体2㎝〜3㎝くらいにしておくと良いです。私はいつも2㎝にしています。

ゴムの巾は細いのを2本にしてみたり、もっと太いのにしてみたりと、デザインや生地との相性、または好みで変えると良いと思います。この生地では平ゴムを1本使用して製作しています。

私がやってみた具体的なリメイク方法

これから実際に私がやってみた具体的なリメイク方法を紹介します。工程を大きく三つに分けてみました。

  1. ロングTシャツからレギンスの型を取る方法
  2. 身頃を縫い合わせる(後ろ中央線(股ぐり)・両脇・股下を縫う)
  3. ウエストを始末する。ポケットの後付け。

今回の記事も前回のデニムポケットの修理の記事に続き、ご自分の作業に合わせてお好きなタイミングでスライドできるようになっています。

作業しながらの動画は、ちょうど良いところで止めるのが難しかったりしませんか?

また、動画の音が苦手な方でも安心してご覧いただける様、今のところこのサイトでは動画は少な目のスライドスタイルで紹介させてもらっています。

Kiori
Kiori

今後も色々学んで改善していきます!

それでは早速やってみましょう!

#1 ロングTシャツからレギンスの型を取る方法

まずはレギンスの型を取っていきます。

この記事では前身頃と後ろ身頃の型の取り方が違います。

前身頃は半分にたたんだ状態で型を取ることができなかったので、レギンスを開いた状態で写しました。

後ろ身頃はギリギリ畳んだ状態で型を取ることができたので、半分に折った状態で型を取っています。

そんなチグハグでレギンスになるの⁉︎と思われる方もいると思います。

Kiori
Kiori

もはや自分が一番そう思ってる。

これでも結果的にはレギンスを作ることができました。初めてリメイクに挑戦するかたの参考になれば嬉しいです。




Kioriさんによる#1 ロングTシャツからレギンスの型を取る方法
  1. まず必要な型を取ります。前身頃は襟のあきがある分、後ろ身頃よりも生地が少ないです。パンツも後ろ身頃の方が生地を多く使うので、パンツの前身頃はロンTの前見頃から型をとり、パンツの後ろ身頃はロンTの後ろ身頃から型を取っていきますこの時、縫い代分も考慮して余裕を持って重ねましょう。
  2. レギンスから直接型をとります。裾の処理を減らすために、シャツの裾とレギンスの裾を揃えます。そうすることで、Tシャツの裾がそのままレギンスの裾になります。
  3. ロンTの前見頃にレギンスの前身頃の線を引いていきます。+1㎝ほど縫い代が後で足されるのでその分を忘れないでください。後ろ身頃のゴムが前見頃のゴムよりも高くはみ出していると思います。私は邪魔なところを折って書いてみました。
  4. この時点で書いた線の左右の裾の幅を測ってみると裾の幅がだいぶ違ったので、着る人の好みに合わせて幅が広い方に合わせて書き直しました。基本的には見本のレギンスに合わせるのが良いと思います。ここで線が色々増えている方は、間違えたり修正した線には×印などを書いておくと、使いたい線と区別が付いて間違いを防止できますよ。
  5. 縫い代を1㎝足してカットします。これで前身頃ができあがりました。
  6. 次は後ろ身頃を型取りします。後ろ身頃は半分にたたんだ状態で型を取りました。後ろ身頃は前身頃よりも少し大きめになると思います。余裕がないと動きにくくなるかも知れません。

これでレギンスの型を取ることができたと思います。

スライドの写真と説明の通り、私は後ろ身頃のウエストの縫い代をつけ忘れ、もう一つ、後ろ身頃のお尻の縫い代分の生地が足りずにつながってしまっています

Kiori
Kiori

結構大きなミスですね。

ここでつけ忘れた縫い代を足すか、作ることをやめようかなど、少し立ち止まって考えましたが、とりあえず形になるまでこのまま進めてみることにしました。

Kiori
Kiori

こうゆう失敗も裁縫の楽しみだと思ってる。気にしないでいこう!

基本的なパンツの縫い方の順序

今回はリメイクでもあり、前も後ろも型の取り方が違ったり、思いつきでポケットを取って付けてみたりと、順序が色々交差しています。

そのため、ここで基本的なパンツの縫い方の順序をざっくりと載せておきますね。

  • ポケットを作る ポケットをつける場合は先にポケットをつけた方が楽です。
  • 脇を縫う ズボンの脇を縫います。
  • 股下を縫う 股下を縫います。左右同様に縫います。
  • 股ぐりを縫う 前中央から後ろ中央まで股ぐりを縫います。
  • ウエストを始末する デザインによって始末の仕方が変わります。
  • 裾を始末する 丈を調節しながら始末します。

実際の工程はもう少し複雑ですが、ここでは詳細を省いています。

#2 身頃を縫い合わせる〜後ろ中央線(股ぐり)・両脇・股下を縫う

次はレギンスを形にしていきます。

ニット生地なので、ロックミシンがあれば簡単で便利なようですが、ロックミシンがなくても家庭用ミシンのジグザグ縫いで縫えるみたいですよ。今回はずっとやってみたかったのでロックミシンで縫ってみました。

私はリメイクも初めてですが、ニット生地を縫うのもこれが初めてです。

いくつになっても、できることが増えると嬉しいですよね。

それでは身頃を縫い合わせる工程に入りましょう。




Kioriさんによる#2 身頃を縫い合わせる
  • まず最初に、中表で後ろ中央からお尻までを縫いました。本来なら前から後ろ中央に向かって縫うところかと思うのですが、今回はお尻が繋がってしまっていたり、前身頃が後ろ身頃と型の取り方が違ったので、後ろ中央部分だけを縫いました。これで後ろ身頃ができました。
  • 先ほど作った前身頃と後ろ身頃を中表に重ねます。
  • 脇をクリップやまち針で留めていきます。先に端を決めて、次に真ん中を決めてからその間をとめていくとズレにくいです。
  • 脇を縫います。
  • 脇を縫い終わったら、股下を先程のようにクリップやまち針でとめていきます。
  • 股下を縫います。
  • これでレギンスの形ができました。

ここではお尻と表現していますが、これ実際にはお尻というか股の部分になります。

デニムなどをひっくり返すと➕になっている股のところです。

これがパンツの形が出来上がるまでの間、どこがどの部分かを理解するのって、慣れないとわかりにくいところがあると思います。そのために、直感的に分かりやすい表現としてお尻と書いてみました。

#3 ウエストを始末する〜袖からウエストベルトを作る

足の部分ができたので、最後にウエストの始末をしていきます。

ウエストベルトの始末の仕方も、かわいいカラーの太いゴムを直接縫い付けてみたり、ウエストにゴムを入れてゴムも一緒に縫うなど色々あるようですが、今回は大人のロングTシャツの袖を使ってウエストベルトを作っていきます。

Kioriさんによる#3ウエストを始末する
  • 袖の“わ”になっている方から5㎝幅のウエストベルト分の生地を取ります。写真のように「わ」にして取ると、2本できます。
  • 先ほど切った袖を中表にして短い辺を片方だけ縫います。これでウエストベルトができました。
  • 開いてみると、一本のベルトになります。このベルトを使ってウエストの始末をしていきます。
  • 今作ったベルト中心の縫い目の位置をレギンス(本体)の脇に、中表にして合わせます。
  • レギンスの脇の縫い代を後ろ身頃側へ倒します。
  • 反対にウエストベルトの縫い代は前身頃側に倒します。厚みを均等にすることで縫いやすくなり、また着心地もよくなります。
  • ウエストベルトとレギンスを、中表に合わせてぐるっと一周縫い合わせます。
  • ゴムを通すために、このウエストベルトを半分に折ります。ウエストベルトが半分の幅になります。
  • ゴムを準備します。今回は1.5㎝幅の平ゴムを50㎝使用しました。(5歳女の子、身長高め、普通体型)
  • ゴム通し用の穴を確保しつつ、ウエストベルトを半分に折り、縫い代をくるんと1㎝折り込んで、表から縫い目のきわにミシンをかけていきました。
  • おまけで最後にポケットです。(普通は最初にポケットです。)ポケットの形は自由に決めてみてください。もちろんフェイクのポケットや、ポケットなしでもOKです!
  • ポケットをつける時は、手を出し入れするポケット口を三つ折りにし、開かないように折ったところの端を縫います。
  • 必要であればポケット口上部の端も縫います。
  • 次にポケットの周りを1㎝ほど折り、パンツのポケット位置に合わせ、 周辺をぐるっと縫います。
  • 長くなってしまいましたが、これで大人のロングスリーブTシャツからキッズサイズのレギンスへ変身しました!最後に付けたポケットはバランスを見ながら調整しました。

写真や説明が足りてないところもありますが、楽しみながら制作ができました。

今後、細かいところの説明も載せていけたらいいなと思っています。

何度も履いて洗濯していますが、全然ほつれる事もなく、むしろ柔らかい生地で気に入ってくれたようです。

とはいえこの記事を編集している間にぐんぐんと成長してくれて、もうすぐ履けなくなりそうですが。それもまた楽しみでもありますね。

↑こちらの記事を参考にさせていただき、初めてのリメイクに成功しました!

可愛い絵とわかりやすい説明でとても参考になります!

今回は、自分の着られなくなった長袖のTシャツから、子どものレギンスにリメイクした時の工程をご紹介しました。

ちょっとした工夫で、捨てるはずだったTシャツがかわいい子ども服に生まれ変わるのは、本当に嬉しい瞬間です。

ぜひ皆さんも、眠っている洋服を使ってお子さんの服を作ってみてくださいね!

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